ヘアライン植毛

植毛よりもミノキシジル?|植毛後に使って初めて気づいたこと

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ミノキシジルは頭皮の血管を拡張して血流を促進することで、発毛効果が期待できる薬です。

ヘアラインの薄毛を気にしている方の中には、植毛を考えているけど、いきなり手術は怖いからミノキシジルを試してみたいという方も多いのではないでしょうか。

私は植毛の代わりとしてミノキシジルを検討することはなく、最初から植毛の手術を受けました。

ただ、植毛後のアフターケアとして使い始めたことで、初めて気づいたこともあります。

そこで今回は自らの体験をもとにミノキシジルは植毛の代わりになるのか、植毛後に使って分かったことについて紹介します。

ヘアラインの薄毛や産後の抜け毛が気になっている方、まずは薬で対処したいという方はぜひ参考にしてみてください。

私がミノキシジルを検討しなかった理由

ミノキシジル

植毛を決意するまでの過程で、ミノキシジルで様子を見ようという選択肢はほぼ頭にありませんでした。

「ものすごく比較検討した末に植毛を選んだ」というより、最初から植毛しかないと思っていた、というのが正直なところです。

その理由は大きく2つあります。

傷跡には毛根がない

脳出血による手術跡

私がヘアラインに悩んでいた理由は、もともとのデコ広、脳出血による額の大きな手術跡、そして産後の抜け毛という3つが重なっていました。

その中でも一番大きかったのが、脳出血の開頭手術でできた傷跡です。

ミノキシジルは、生きている毛根に働きかけて毛を生えやすくするものです。

私の傷跡は瘢痕組織になっていて、毛根自体が失われています。

つまりミノキシジルで生やすという選択肢が、そもそも存在しませんでした。

この時点で、私にとって植毛は選択肢のひとつではなく、唯一の方法でした。

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そもそもよく知らなかった

傷跡の問題を抜きにしても、当時の私はミノキシジルについてほとんど知りませんでした。

そもそも日本では薄毛や抜け毛に関する情報は男性向けのものがほとんどで、女性向けの情報が少ない。

なんとなく発毛促進の薬があることは知っていましたが、どんな薬なのか、どの程度効果があるのかまでは知らなかった。だから検討しなかった、というのが実態です。

知っていたとしても傷跡の問題があるので結論は変わらなかったと思いますが。

植毛後にミノキシジルを使って気づいたこと

慎重に考えている女性

植毛前は検討すらしなかったミノキシジルですが、植毛後に初めて使い始めました。

アフターケアとして勧められた

植毛手術後、病院から「術後1ヶ月してから、1年間寝る前にミノキシジルの外用薬を移植部位に塗布するように」と指示されました。

自分で購入して使うというもので、処方ではなくあくまでアフターケアとしての推奨です。

それまでミノキシジルを使ったことがなかったので、使い始めた最初の頃はビリビリっとした痛みを感じました。

ミノキシジルの副作用なのか、植毛のダウンタイムが理由なのかは分からなかったですが、数週間もすると気にならなくなりました。

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※なお、ミノキシジルの女性への使用については注意が必要です。

日本では女性向けに承認されているミノキシジル外用薬の濃度は1%程度と低く、第1類医薬品に指定されています。

私はクリニックの指示のもとアフターケアとして使用しましたが、自己判断で使い始めることはおすすめしません。使用を検討する場合は必ず医師に相談してください。

産毛が意外と濃くなった

ミノキシジルで濃くなった産毛
ミノキシジルで濃くなった産毛

数ヶ月、移植部位のヘアラインにミノキシジルを塗布していると、移植部位のすぐ下の産毛がかなり濃くなっていることに気づきました。

移植部位にスプレーするうちに、その周辺にもかかってしまっていたようです。

ここで「あれ?」と思いました。

もしかしたらミノキシジルだけでも、かなりデコ広は目立ちにくくなっていたんじゃない?

また傷跡そのものには生えなくても、周辺の産毛が濃くなることで傷が目立ちにくくなった可能性もあるのでは?と。

ちなみにミノキシジルを使う前(植毛前)の産毛はこんな感じ。

ミノキシジル使用前
ミノキシジル使用前

私の場合は他人から見て傷跡が目立ちにくくなることだけでなく、自分自身で見ても傷が見えなくなるようになりたかったので、植毛自体は後悔していませんが。

Xで届いたヘアライン植毛経験者の声

SNSをしている様子

植毛から7ヶ月ほど経ったとき、Xで「生えてきた毛がチリチリでビジュが悪い」とポストしました。

するとそのポストに、産後の抜け毛で植毛した方からリプライが届きました。

産後の抜け毛で植毛→チリチリ毛問題

その方も産後の抜け毛をきっかけにヘアライン植毛を受けたところ、チリチリとした剛毛が生えてきて、悩んでいるとのことでした。

私自身もチリチリ毛には悩んでいたので、同じ悩みを持つ人がいることに少し安心した一方で、やはりかなりの割合でこの悩みを持っている人がいるんだなと思いました。

植毛した毛がチリチリになりやすいことは、事前にしっかり理解しておく必要があります。

2〜3年で戻るらしいけどレポがない

その方は病院から「2〜3年で普通の毛に戻る」と言われているものの、そのレポが全然見当たらないため不安だとおっしゃっていました。

確かに、女性のヘアライン植毛が話題になり始めたのはつい最近のことです。

数年単位の長期的なレポ自体がそもそも少なく、「2〜3年後にどうなったか」を発信している人がほぼいないのが現状です。

ミノキシジルで様子を見ればよかった

その方は、植毛前にミノキシジルを試しておけばよかったという後悔をされていました。

産後の抜け毛の場合、ある程度は自然に回復する可能性もあります。

また自然に戻らなかったとしても、毛根自体は残っているためミノキシジルが効きやすい状態です。

傷跡がある私のように、絶対に植毛でなければならない理由がないのです。

植毛という大きな選択をする前に、まずミノキシジルで試せる余地があったということです。

植毛を検討する前に知っておいてほしいこと

私とXで交流した方の話を通じて、改めて感じたことがあります。

「植毛を検討している女性」と一口に言っても、悩みの内容や状況は人によってまったく違います。

同じ選択が全員に最適とは限らない、ということです。

傷跡ありと産後の抜け毛・薄毛は状況が違う

産後の抜け毛

私の場合は、傷跡に毛根がないという明確な理由があったため、植毛以外の選択肢がありませんでした。

一方で、産後の抜け毛や年齢による薄毛が主な悩みであれば、毛根はまだ生きている可能性が高いです。

自然回復の可能性もゼロではなく、ミノキシジルが効きやすい状態でもある。つまり植毛より先に試せることがある、ということです。

まずミノキシジルを試す価値はある

産後の抜け毛や薄毛が主な悩みであれば、いきなり植毛より先にミノキシジルで様子を見ることも十分な選択肢です。

植毛は費用・ダウンタイム・チリチリ毛など、覚悟が必要なことがたくさんあります。

試せることを試してから判断しても、遅くはないと思います。

繰り返しになりますが、ミノキシジルの女性への使用については注意が必要です。

日本では女性向けに承認されているミノキシジル外用薬の濃度は1%程度と低く、さらに第1類医薬品に指定されています。

自己判断で使い始めることはおすすめしません。使用を検討する場合は必ず医師に相談してください。

それでも植毛を選ぶなら

ここまで書いてきてミノキシジルを勧めるような流れになりましたが、植毛が最善の選択になる人がいることも事実です。

私自身がそうですし、このブログを読んでいる方の中にも、植毛しか解決策がないという方もいると思います。

そういう方には、覚悟しておいてほしいことが2つあります。

しばらくチリチリ毛は覚悟する

植毛した毛はチリチリしやすいです。

原因はまだ完全には解明されていませんが、採取・移植の際に毛根がダメージを受けること、植え込む角度のずれ、術後の頭皮への血行・栄養不足などが重なることで、くせ毛のような毛が生えやすくなると考えられています。

多くの場合は一時的な現象で、時間が経つにつれて落ち着いてくる傾向があります。

ただし、完全に戻るまでにはヘアサイクル1回分、つまり6〜7年かかる場合もあるという情報もあり、個人差が大きいのが現状です。

産後の抜け毛で植毛した場合は特に、もともとの産後の毛質と合わさって扱いにくくなる可能性があります。

私自身は10ヶ月目に縮毛矯正をかけてようやく落ち着きましたが、それまでの間はずっとチリチリが気になっていました。

縮毛矯正である程度対処できますが、植毛してすぐにかけられるわけではなく、チリチリのまま過ごす期間は覚悟しておく必要があります。

植毛の完成まで時間がかかる

植毛は完成まで1年以上かかります。

それでも植毛を選ぶなら、長期戦の覚悟を持って臨む必要があります。

私自身は傷跡があったから植毛一択でしたが、「植毛を全力で勧めるブログではない」というスタンスは変わりません。

選択肢を十分に理解した上で、後悔のない判断をしてほしいと思っています。

植毛かミノキシジルか迷ったらプロに相談も

植毛とミノキシジル、どちらが正解かという話ではありません。

自分の悩みの原因や状況によって、最適な選択は人それぞれ違います。

私のように傷跡があるわけでなく薄毛や産後の抜け毛が主な悩みなら、毛根はまだ生きている可能性が高く、ミノキシジルが効きやすい状態です。

いきなり植毛を選ぶ前に、まずミノキシジルで様子を見ることも十分な選択肢だと思います。

植毛はダウンタイムも長く、費用も大きく、チリチリ毛など覚悟が必要なことがたくさんあります。それでも植毛を選ぶなら、十分に情報を集めて、納得した上で決めてほしいです。

植毛とミノキシジルのどちらにするか迷っている方は、まずはクリニックのカウンセリングで相談してみることをおすすめします。

無料で受けられるクリニックがほとんどですし、自分の状態に合った方法を専門家に確認してから判断するのが一番です。

ABOUT ME
Yuno
Yuno
30代女性|会社員|一児の母
子どもの頃からおデコの広さに悩む。20代で脳出血による開頭手術で額に巨大な傷ができデコ広が悪化。30代で出産後、産後の抜け毛が決定打となり2025年6月に自毛植毛手術を受ける。
情報が少ない女性の植毛事情について実体験をもとにリアルに発信しています。
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