ヘアライン植毛

【ヘアライン植毛】切開法と非切開法の違いとは?女性におすすめなのはどっち?

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ヘアライン植毛を調べはじめると、必ず出てくるのが「切開法」と「非切開法」という言葉。

なんとなく「切開=怖い」「非切開=安心」みたいなイメージを持つ人も多いと思いますが、実はそんなに単純な話ではありません。

それぞれにしっかりメリットとデメリットがあります。

私自身、どちらにするか結構迷ったので、この記事では2つの違いをできるだけわかりやすく解説していきます。

ヘアライン植毛には「切開法」と「非切開法」の2種類がある

ヘアライン植毛は、後頭部や側頭部から自分の髪の毛を毛根ごと採取して、ヘアラインに移植する手術です。

この「採取する方法」によって、大きく2種類に分かれます。

  • 切開法(FUT法):メスで頭皮を帯状に切り取って採取する
  • 非切開法(FUE法):専用の器具で1本ずつくり抜いて採取する

それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

切開法(FUT)とは

FUTは「Follicular Unit Transplantation(毛包単位移植)」の略で、後頭部の頭皮を帯状にメスで切り取り、毛根(毛包)をまとめて採取する方法です。

切り取った頭皮は顕微鏡を使いながら1株ずつに分け、それをヘアラインに移植します。採取部位は縫合して閉じます。

切開法の主なメリットは以下のとおりです。

切開法の主なメリット
  • 一度に大量のグラフト(株)を採取できる(2,000株以上も可能)
  • 非切開法に比べて費用が安い傾向がある
  • 採取時に髪を刈り上げる必要がない

一方でデメリットとしては、後頭部に線状の傷跡が残ること、縫合が必要なため術後の回復に時間がかかることなどが挙げられます。

また、抜糸が必要な点も忘れずに(海外で手術した場合は、日本で抜糸できるかの確認が必要です)。

非切開法(FUE)とは

FUEは「Follicular Unit Extraction(毛包単位摘出)」の略で、直径約1mmの専用パンチを使って、毛根を1株ずつくり抜いて採取する方法です。

メスを使わないため傷が小さく、くり抜いた穴は時間が経つと自然に閉じていきます。

非切開法法の主なメリットは以下のとおりです。

非切開法法の主なメリット
  • 後頭部の傷跡が小さく目立ちにくい
  • メスを使わないため身体への負担が軽く、痛みも少なめ
  • 縫合不要で回復が比較的早い

デメリットとしては、切開法に比べて費用が高く、採取部位の剃毛が必要な点があります。

また1本ずつ採取するため手術時間が長くなる傾向があります。

切開法と非切開法の違いを比較

慎重に考えている女性

ここで、2つの方法を主なポイントで比較してみます。

傷跡の違い

切開法は後頭部に線状の傷跡が1本残ります。

切開法の傷跡イメージ

縫合するため傷跡は1本の線にまとまりますが、短髪にすると目立つことがあります。

非切開法は点状の小さな傷跡が広範囲に散らばる形で残ります。

後頭部
非切開法の術後の後頭部

「非切開法は傷跡が残らない」と宣伝しているクリニックもありますが、正確には「小さな傷跡が残る」が正しい表現です。

「線状の傷1本」か「点状の傷が広範囲」かの違いで、どちらが目立つかは移植本数や術後のヘアスタイルによっても変わります。

費用の違い

切開法の方が費用は安く、非切開法の方が高い傾向があります。

日本での相場感としては、1,000株の移植の場合、切開法で50〜70万円程度、非切開法で80〜120万円程度が目安です。

韓国のクリニックの場合、日本より2〜3割ほど安くなることが多いです。ただしクリニックや移植本数によって大きく変わるので、あくまで参考程度にしてください。

ダウンタイムの違い

ダウンタイム

切開法は縫合があるため、術後の痛みや違和感が比較的強く、回復に時間がかかります。

抜糸が必要なため、基本的には2回以上の通院が必要となります。

非切開法はメスを使わないため身体への負担が少なく、回復は比較的早いとされています。

ただし、どちらの方法でも「植えた毛が自分の毛としてなじんでいくまで」の期間は変わりません。

毛が少しずつ伸びていく数ヶ月〜1年のダウンタイムは覚悟が必要です。

移植できる本数の違い

大量に移植したい場合は切開法が有利です。一度に2,000株以上の採取も可能とされています。

非切開法は1本ずつ採取するため、採取できるグラフト数が切開に比べて少なくなる傾向があります。

ただしヘアライン植毛は必要本数がそこまで多くないケースも多いので、それほど問題にならないこともあります。

女性のヘアライン植毛ではどちらが選ばれることが多い?

結論から言うと、女性のヘアライン植毛では非切開法(FUE法)が選ばれることが多いです。

非切開法が選ばれることが多い理由

女性は男性より髪が長いことが多く、後頭部の傷跡を隠しやすいのでは?と思う方もいるかもしれません。

でも、女性が非切開法を選ぶ理由はそれだけではありません。

①傷跡が目立ちにくい
切開法の線状の傷跡は長髪で隠せますが、美容院でのカラーやトリートメントの際に気づかれてしまうこともあります。

非切開法の場合は、点状の小さな傷であるため剃毛した髪が伸びてしまえば、ほとんど分かりません。

②ダウンタイムが短い
切開法も術中は麻酔が効いているため痛みを感じにくいですが、麻酔が切れてから痛みを感じる方も多くいます。

そのため、育児や仕事にできるだけすぐ復帰できるよう非切開法を選ぶ方が多いです。

③ヘアライン植毛は移植本数が比較的少ない
薄毛全体ではなくヘアラインを整えるための植毛の場合、必要なグラフト数は少なめ。

非切開法のデメリットである採取本数の少なさが、あまりデメリットにならないことが多いです。

切開法が向いているケース

一方で、切開法(FUT法)が向いているケースもあります。

  • 広範囲に移植したい(大量のグラフトが必要な)場合
  • 費用をできるだけ抑えたい場合
  • 術後すぐに後頭部の剃毛跡を気にしたくない場合

ただし、初めての植毛でFUTを選ぶと、縫合跡が残ることで次回以降にFUEでの採取が難しくなることもあるとされています。

将来的に追加の植毛を考えているなら、カウンセリングで医師に相談してみてください。

【体験談】私が非切開法を選んだ理由

ここからは、私自身の話をします。

本当は安い切開法にする予定だった

植毛を検討し始めたとき、正直最初は「切開法の方が安いし、どうせ髪で隠れるし、切開法でいいじゃん」と思っていました。

費用を少しでも抑えたかったし、傷跡も長髪で隠せると思っていたので。カウンセリングでも「切開法で」という前提で話を進めていました。

当日クリニックの勧めで非切開法に変更

ところが、手術当日のクリニックでの最終確認の際に、通訳さんに「女性で切開法を選ぶ人はほとんどいないよ。痛いし非切開法にしたほうがいいよ」と言われました。

「え、費用上がるじゃん…」と思いつつも、術前の緊張で強く押し返すこともできず、言われるがままに非切開法に変更。

結果として、術後痛みに悩まされることはほとんどなかったので、まぁ非切開法で良かったかなとも思います。

しかし、何となく売り上げ目的で非切開法を強く勧めたんじゃないか、という微妙な不信感は残りました。

また、剃毛した後頭部の髪の毛がなかなか他の毛と揃わなくて、美容院に行きづらかった時期が続いたのは事実です。

特にボックスカットを選んだのは失敗だったと明確に後悔しています。

ヘアライン植毛の方法はカウンセリングで決まる

切開か非切開か、どちらが自分に向いているかは一概には言えません。

自分の頭皮の状態、移植したい本数、費用、ライフスタイルなど、様々な要因によって変わります。

だから、ネットで「どっちがいい」という答えを探すよりも、実際にクリニックのカウンセリングで医師に判断してもらうことが一番大事です。

カウンセリングでは、以下の点を必ず確認するようにしましょう。

  • 自分に向いているのは切開法と非切開法、どちらか、その理由
  • 非切開法の場合、剃毛の範囲はどうなるか(ボックスカット・ラインカット等)
  • 切開法の場合、抜糸のタイミング(海外の場合、日本での抜糸が可能かどうか)
  • それぞれの手術にかかる費用の違い

また、できれば複数のクリニックでカウンセリングを受けて比較することをおすすめします。私はこれが一番の後悔なので…。

クリニックによって得意な術式や設備も異なるので、自分の希望をしっかり伝えた上で、信頼できる医師に判断を委ねるのが一番の近道だと思います。

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Yuno
Yuno
30代女性|会社員|一児の母
子どもの頃からおデコの広さに悩む。20代で脳出血による開頭手術で額に巨大な傷ができデコ広が悪化。30代で出産後、産後の抜け毛が決定打となり2025年6月に自毛植毛手術を受ける。
情報が少ない女性の植毛事情について実体験をもとにリアルに発信しています。
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